1: 2015/12/25(金) 11:49:24.57 ID:CAP_USER.net
■ 日本メディア、産経新聞元ソウル支局長の無罪判決を大見出しに
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▲ 日本メディアは加藤達也産経新聞元ソウル支局長の無罪判決を大々的に報道した
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12月17日、この日は大韓民国が『見蚊抜剣・肝脳塗地(※蚊を見て剣を抜いたら、肝臓や脳が
泥まみれになっちゃう)』になった日である。国格を完全に失った日でもある。
※ 些細な事に怒って飛び掛かったが返り討ちに遭って惨殺されてしまうという意味らしいです
ソウル中央地方裁判所刑事合意30部(部長判事=イ・ドングン)はこの日、朴槿恵(パク・クネ)
大統領に対する名誉棄損疑惑で起訴された産経新聞の加藤達也元ソウル支局長(49歳)に対し、
無罪判決を下した。
加藤元ソウル支局長は2014年10月、『情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律』
違反の疑いで非拘束起訴されて、今年10月に1年6ヶ月の懲役の求刑を受けた。しかし、この日
裁判部は、「被告人(加藤元ソウル支局長)は虚偽の噂を基に記事を作成、朴大統領個人の名誉
を毀損したのは事実だが共益的な目的だった事が考慮できる。また、民主主義社会で該当の
記事はマスコミの自由保護領域に含まれるため無罪である」と宣告した。
問題になった記事は2014年4月16日のセウォル号事故の当日、朴槿恵大統領の7時間の行動に
対する噂をフィルターを通さずにそのまま報道した。当時噂で流れたチョン・ユンヒ氏との密会に
関し、朝鮮日報の記事を引用して加藤元ソウル支局長が産経新聞のインターネット版に掲載した
のである。
■ 「そのまま無視してもかまわない記事が拡大再生産されて」
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加藤元支局長が2014年10月に起訴されると、産経新聞を含む日本メディアが怒りをあらわにした。
逆に青瓦台(大統領府)がマスコミの自由を侵害していると反発した。最初はわざとスルーしていた
朝日・毎日新聞のような大手のマスコミまで加勢して批判した。後には日本の報道機関を飛び
越えて、世界のメディアにまで拡がった。結局、朴大統領の7時間の行動スキャンダルは、世界的
なスキャンダルになってしまった。
むしろ無視していれば、湯呑み茶碗の中の台風で終わったはずである。加藤記者の書いた記事
は厳密に言えばまともな記事ではなく、イエローペーパー記事の類だった。加藤記者が直接取材
した内容も皆無で、彼の言葉通り朝鮮日報の記事を引用したにせよ、あるいは街で流れる噂を
組み合わせたにせよ、記者としての基本常識である『確認』さえもしない言葉通りの『水準未達』の
記事だった。それで産経新聞の紙面に載らない状態でインターネット版に載せる事となった。事件
初期に朝日や毎日新聞などが乗り出せず、観望ばかりしていた理由もまさにこの記事の質的
水準にあった。
ソース:時事ジャーナル(韓国語)
http://www.sisapress.com/news/articleView.html?idxno=72160 >>2につづく
2: 2015/12/25(金) 11:49:42.58 ID:CAP_USER.net
>>1のつづき
そのためこれらのメディアが公式的に問題申告をし始めたのは、加藤記者が正式に起訴されて
からだった。当時日本の記者の概ねの意見は、「厳密に言えば、この記事は芸能人スキャンダル
のようなゴシップ系の記事でしかない。その記事に対する賢明な対処はそのまま無視する事で
ある。そうすれば曖昧になって忘れられて行く。そのような記事に一喜一憂するのは逆に寝た子
を起こす事であり、この記事に関心がなかった者まで関心を持たせる拡大再生産効果だけが
起きるだけだ」
日本の記者の判断は正しかった。そのまま無視していたら極めて一部だけが見て終わった事案
が、一国の大統領を侮辱したからと起訴したせいで、日本列島全体だけではなく世界的メディア
のスキャンダルになってしまった。
それだけだろうか。『セウォル号・朴大統領のミステリー7時間・チョン・ユンヒ』に至る報道が常に
日本のテレビ番組や日本メディアに露出すると、後には本当に信じる日本人が多くなった。遂には、
「朴大統領は独身なので密会する事もある。何が悪いの?」と擁護する日本人まで現れた程だ。
■ 日本で韓国に対する否定的なイメージが強まる
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▲ 12月17日、ソウルプレスセンターで加藤達也元ソウル支局長が1審判決後に記者会見を
開いている
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このような一連の過程の中で会心の笑みを浮かべる者たちがいた。彼らは外でもなく、加藤記者を
含む産経新聞社と反韓・嫌韓志向を持つ極右日本人だった。産経新聞東京本社の記者が筆者に
話した言葉だ。「加藤記者の起訴事件がある前まで、実は産経新聞は日本で存在感の薄い二流
新聞社だった。 経済専門メディアとしては発行部数が限定的になり、特に若者たちの産経に
対する関心はほとんど無くマスコミ媒体としてジレンマに陥っていた。ところがそのような泥沼の
中から引き上げてくれのが朴大統領である。朴大統領おかげで産経の日本国内の認知度は
もちろん、一瞬で二流新聞からマスコミの自由を守護する世界的な産経新聞になった。そのため
産経新聞内部でもここだけの話、朴大統領が産経の救世主と呼んでいるwww」
実際に加藤記者は、朴大統領の名誉毀損起訴事件で一躍マスコミの自由を守る英雄となり、
去る4月に韓国から日本に戻った時は安倍総理がわざわざ官邸に呼んで「お疲れさま」と労った。
産経新聞も朴大統領のおかげで若者たちまで関心を持つなど認知度を高め、加藤記者の起訴
のおかげえで数字には換算できない有形・無形の莫大な儲けを得た。
>>3につづく
3: 2015/12/25(金) 11:49:52.09 ID:CAP_USER.net
>>2のずつき
判決が出る数日前から各放送局は約束でもしていたかのように、12月17日に加藤記者に対する
判決が出る予定だと一斉に字幕速報を流した。特に16日には随時このような情報を流し、17日
の午後2時からは全く遠慮なく生中継した。セウォル号が沈む姿と朴大統領の顔をオーバーラップ
させながら何度も繰り返し流した。ある民放は20〜30分ごとに判決が遅くなっているという消息を
親切に伝えていた。マスコミ関係者ゲストを呼び、「日本では絶対にありえない事だ韓国だから
こんな事が起きた」と思いっきり小馬鹿にした。このような雰囲気は各民放で大なり小なりあった。
判決が出た午後5時頃まではこのように、朴大統領と韓国司法部に対して侮辱表現を躊躇しな
かった。今回『有罪』判決が出ていたとすれば、彼らの予定されたシナリオ通りの結論を出せば
良かった。「やはり韓国はまだ独裁国家だ。マスコミの自由度なく、日本に対してはひたすら歴史
問題を取り上げて謝罪と賠償を要求する、相手にできない国だ」と。
ところが有罪ではなく『無罪』が宣告された。すると驚いたのは韓国を批判する万全の準備をして
いた放送局と一部の右翼志向の産経のような新聞社だった。産経新聞は日本語と英語版の
『号外』まで発行するなど究極の大騒ぎを見せた。他社の記者が「一記者の事件になぜ号外?」
と皮肉るほどだった。
しかし今回判決に対する日本メディアの関心はこの上なく大きかった。公営放送であるNHKを
含む各民放が『速報』形式で裁判所の前で5分以上生中継をして、夕方のニュース時間には全て
の放送局が一斉にトップニュースで判決の消息を伝えた。日刊紙も同じだった。まず速報で
インターネットで真っ先にトップニュースして、18日の朝刊新聞も全てのマスコミ媒体が1面の
トップニュースに加藤記者の無罪消息を伝えた。日本マスコミは今回の判決を控え、韓国外交部
が日本側の善処要請を裁判部が考慮するよう要請する公文書を裁判部に送った事を高く評価
した。韓・日関係で見せた外交部の態度から、今回の公文書は非常に異例的であり韓・日関係
に良い影響を与える兆しだというのである。
おしまい☆
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